いろは詞華(三) [いろは詞華]
いろは詞華(三) わ~そ まで
わ
聖徳太子 17条憲法
和ヲ以テ尊(タフト)シト爲ス。
忤(サカラ)フコト無キヲ宗(ムネ)トセヨ。人皆黨(タムラ)有リ。
亦達(サト)レル者少ナシ。是ヲ以テ、或ハ君父(クンプ)ニ順(シタガ)ハズ
乍(マタ)隣里(リンリ)ニ違(タガ)フ。
然レドモ上(カミ)和(ヤハラ)ギ下(シモ)睦(ムツ)ビテ 事論(アゲツラ)フニ
諧(カナ)フトキハ、則(スナハチ)事理(ジリ)自(オノヅカラ)通ズ。
何事カ成(ナ)ラザラン
写経用の紺紙に銀泥で扇面の形にし界線を引き 銀泥で書きました
か
かたはらに秋くさの花かたるらくほろびしものは懐かしきかな 牧水
市販の練習用半懐紙に
よ
源氏物語 梅が枝 より
よろずづのこと むかしにはおとりさまに あさくなりゆく よのすゑなれど
仮名のみなむ いまのよは いときはなくなりたる ・・・・・
源氏物語を書くお料紙として市販の料紙を 加工して
た
誰為にしぐれておはす佛哉 一茶句
東京都国立博物館に展示されていた 撮影許可の仏像の壁に映った影を和紙に加工
れ
廉外薫風燕語 庭前緑樹蝉鳴 唐 李白
滲む画仙紙に
そ
そのまゆをよせて何物かを凝視している貌
なにしろ いい貌だ 温かで烈しい 堀辰雄
東京博物館の展示 撮影許可の仏像 和紙に加工