書の楽しみ [かな書を楽しむ]
東京国立博物館から メールマガジン が おくられてきました
その中の 講演会 のおしらせ ↓ をみて
書の楽しみ
書は見るだけでも楽しめる。読んでも楽しめる。時代の好みに従って姿を変える書を、いろんな見方で楽しめることをお話します。
いつも毎日新聞 日曜版で書かれている
「書の美」の記事を楽しみに読んでいますので
島谷副館長氏の お講義はぜひとも聴講したいと
でかけました
書は読めなくてもよい というお話から
小松茂美先生とのご縁 これまで東博で関わられた展覧会から
西本願寺本などの裏話などしてくださいました
書の楽しみ方の一例としての書の魅力は
・筆の線の美 として 重厚な線→藍紙万葉集
闊達な線→一休宗純
・連綿の美
・空間構成の美
として 枡色紙を例に
文字の行間と重書で 奥行き 遠近感が出ている
↓をクリックすると 升色紙の 画像がでます
http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=B1325&t=type_s&id=24
継色紙は粘葉裝の冊子本であった
折った側を糊をつけて本にしたもので 糊をつけたところは開きにくい
ので そのページは書かないで飛ばして継ぎのページに書かれていた
為ページをめくるという立体的な鑑賞ができ 余白の美を感じられた
巻物は 次々とひらいていくうちに先がどう書かれているかという
興味があり
光悦の書 寛永の三筆といわれる信尹の絵に書かれた「し」
の線や 散らしの美 絵と書の調和 絵よりも書の方が上に
みられていたこと など
最後に
書を見るコツをあげてくださいました
・自分の好きな書をみつけること
・書の美しさを ・・・・・(あと聞き漏らしました)
・さまざまな書の背景を知ること
とても興味深い一時間半 あっという間でした
その後 本館へ行き 見た書 ↓ は
4室の お茶の部屋に展示されていた 勘返状です
拡大すると
織部の書状に その返事を信尹が余白に書かれていて 一紙に 二人の合作
今のメールの やりとりのような感じで面白く拝見
↓ は法語 が 書かれている お軸
館長さんのお話で 字形がくずれても 上手くなくても味がある書の
お話を伺った後ですので 言葉はわかりませんが 字形 行間 行の流れ
墨色などとても楽しく拝見しました
上野のそめい吉野の花はまだ つぼみでした
↑ ユリの木
平成館から本館に 行く途中で スカイツリーが見えました