平安古筆の名品 展へ [展覧会]
平安書道研究会800回記念
「平安古筆の名品」 特別展 を観に 五島美術館へ行ってきました
詳しくは ↓ 五島美術館の HPで御覧ください
http://www.gotoh-museum.or.jp/
出品作品などは 上のHPから 青色の文字 詳しい情報へ をクリックすると見られます
書芸文化院 所蔵の 高野切 第一種・ 第二種・ 第三種 ・仮名消息
また五島美術館所蔵の 継色紙 など素晴らしい品格の高さに感動いたしました
11月3日には 池田和臣氏(中央大学教授)の
「源氏物語と仮名」の講演会があり 満席でした
お話は
仮名・仮名字体の種類・仮名の成立 から
1 仮名と女の一生
仮名という女性という存在そのものの象徴
平安女性の人生は手習いに始まり手習いに終わる
2 源氏物語の仮名書芸論 では 仮名は「今の世」が絶頂
梅が枝の巻に書かれている 紫式部の見解を光源氏に語らせているところの紹介
高野切などは 紫式部の死後の名筆 紫式部は仮名の絶頂期を知らなかったこと など
このほか もっと色々興味深いお話をされた一時間半余でした
仮名書を学んでいる私にとって
梅枝の巻に書かれている
「よろずのこと、昔は劣りざまに、なりゆく世の末なれど、仮名のみなん今の世はいと際なくなりたる」
この言葉 源氏物語千年紀のころから 気になっていた私は 紫式部が源氏物語の中で随所に語られている言葉 仮名書観のようなものに 大変興味を抱いていましたので 池田先生の お講義とても勉強になりました
お庭をほんのちょっと散策
館を出ると 不老門 に陽が落ちてゆくところでした