吹筆會展(2018年)のご報告 [吹筆会展]
吹筆會展が3月27日から4月1日まで銀座鳩居堂で開かれました
今年 芸術院賞をいただかれた書家のかたや
多くの方々が観に来ていただきました
↓ 特別展示 先人の書
漢十二字吉祥語磚 秋艸道人題
主宰 福地桂玉氏作品
花御堂ことしも佛立ち給ふ東京銀座四丁目角
光太郎連翹忌二〇一七年四月二日 桂
↓ 矢部恵子作品
燕燕春のセエリーのいと赤きさくらんぼ啣(くは)へとびさりにけり 白秋
当麻寺に役小角の木像を見て
おにひとつぎゃうじゃのひざをぬけいでてあられうつらむふたがみのさと 八一
笹のははみやまもさやにうちそよぎこほれる霜をふくあらしかな 藤原良径
よのなかを何にたとへむあさびらきこぎいにし船のあとなきがごと
(世のなかを何に譬へむ朝びらき榜ぎ去にし船の跡なきが如
沙彌満誓の歌 万葉集 351)
会員作品
読みやすく 明るく ほんのひとときでもほのぼのとした魂の憩いを汲みとって
いただけるような書をめざしつつ かな作品として高野切一種や 寸松庵色紙
枡色紙の古筆の品格ある書を目指しています
鳩居堂前 4月1日に 花御堂が 飾られていました