会員稽古作品(四) [かな書を楽しむ]
台風一過 秋晴れの 森の里にある公民館での稽古です
今回は 良寛の五十音表の作品を参考にして
自分なりの万葉仮名の五十音表ををつくることになりました。
良寛の五十音表 は
昭和五十三年に 大修館書店より出版された 良寛の書 ↑ のなかに
↓ 五十音表 の作品がでていました。
良寛書の 解説は 加藤喜一氏
五十音表の 解説の一部を 紹介いたします。
良寛は古事記や万葉集のほかに、古訓抄や三音考をも読み、記紀時代の古語の音韻を研究しているので、かくも難解な字源を知っていたのであろう。教師という職業は、五のことを教えるのに、五のことを知っているだけでは役に立たない。五のことを教える為には、十のことを勉強しておかなければよい授業は出来ない、といわれるが、良寛も、これほどの字源を消化していたからこそ、変体がなを自由自在にあやつることが出来たのである。
良寛の五十音表を 参考に 五体字類の変体仮名や 書芸文化院の 古典かな字鑑など
参考に 自分の 万葉仮名集の下書きを作りました。
↑ 芳名帳 を利用して
↑ 和紙のランチョンマットに
市販の帖に書いたいた人
↑ 作った五十音表から万葉仮名を使って俳句の練習した人
↓ から 自由作品
↑ 寸松庵色紙を臨書して自分で帖を作り貼った作品