SSブログ

第72回 毎日書道展 (2021年) [書道展]

第72回 毎日書道展・東京展が 国立新美術館で 開催中


IMG_6302 (2).jpg-700.jpg


詳しくは  ↓



↓ 会場風景 作品など バーチャル展示で見られます。

(数回くらいバーチャル画面をクリックしていくと、矢部氏の作品が大きく見られます。)



1室 会員賞 (毎日展会員を対象とする賞)の部屋


IMG_2658 (2).jpg1000.jpg


IMG_2653-yabe.jpg-1000.jpg

部屋の中央に展示されている 矢部恵子氏の作品

毎年春に鳩居堂で開催される吹筆会展で

お世話になっている矢部先生の受賞、作品の素晴らしさに うれしくおもいました。

毎日新聞の受賞作品の紹介に

「字画と墨において「省略」という制作の命題を踏まえ、上代様の上品性を存分に発揮した

大字的中字的作の白眉(はくび)。と評されています。


 7月14日 毎日新聞 夕刊に 書文化研究者の 名児耶明氏の 

第72回毎日書道展 寄稿に心惹かれました。寄稿文の一部紹介させていただきます。

「・・・・人間が作り出す芸術作品とされるものには、絵画や工芸品、書など

さまざまなものがあり、よく見ると誇張や不自然なものもあるが一つの作品として

見たときにはそうした違和感もなく、それが自然のことで優れたものと感じさせるのである。

書の場合かすれやにじみといった表現手段も誇張しすぎるとインパクトはあっても不自然に

感じられることがある。

そこを乗り越えることで、われわれが自然の美しさに感じるような必然的な美を、

書でも再現することができ、魅力的な作品になると思う・・・・・・」


会場風景 ↓


IMG_2661 (2).jpg-700.jpg



IMG_2662 (3).jpg-700.jpg




IMG_6282 (2).jpg-700.jpg




IMG_6285.jpg-700.jpg






特別展示として (7月8日から8月1日まで)

「東京2020大会応援企画-現代日本の書―選抜展示」

中堅・若手作家らの大作の特別展示されてます。


IMG_6254-1.jpg-700.jpg





さねさし作品

今年 6月から 東京都国立博物館 平成館で開催された

「国宝 鳥獣戯画のすべて」


は終了しました。

高山寺の 明恵上人については 「美しい日本の私ーその序説」 に

書かれている あかあかの歌を ぜひ作品にしたいと思っていました。


IMG_6237 (2).jpg-700.jpg


IMG_6240-A.jpg-700.jpg


明恵上人の和歌   あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月   

          雲をいでてわれにともなふ冬の月かぜや身にしむ雪やつめたき 


美しい日本の私には あかあかやあかあかあかやあかあかやあかやあかあかあかあかや月


 あかあかやの 和歌 上人歌集の歌と 川端康成の 美しい日本の私 ーその序説ー 

 で紹介されている和歌と 一字 「や」の字の位置が 違っています。

作品を書くにあたって 明恵上人の 歌を書くべきか 川端康成の 歌を書くべきか

何故違っているのか 気になりつつ しかも 「あか」の文字が 全部で12 あり 

この あか をどのように表現するかに 迷い迷いの作品作りでした。








国立新美術館 風景



    IMG_6211-1.jpg-700.jpg


          IMG_6222.jpg-500.jpg


       


 IMG_6217 (2).jpg-700.jpg


   







共通テーマ:アート