立秋の日によせて [こころの近景]
残暑お見舞い申し上げます
7日 立秋の日によせて 古今集の歌や 俳句のお稽古をしてみました
秋きぬと目にはさやかにみえねども風の音にぞおどろかれぬる
(古今和歌集 巻第4 秋歌 上 秋立つ日よめる 藤原敏行朝臣)
河風の涼しくもあるかうち寄する波とともにや秋はたつらむ 紀貫之
み山路やいつより秋の色ならむ見ざりし雲のゆふぐれの空 慈円 (新古今集)
山はまたつくつくほうし鳴く声のまねくすずしき秋立ちにけり (北原白秋)
さまざまの雲ゆきあひて秋に入る 桂信子
微々の秋渺々の秋立ちにけり 相生垣瓜人
今朝秋の草の匂ひの観世音 鷲谷七菜子
秋風や過去ふりかへる旅に出て 眞砂女
足弱ることも秋意の 一つかな 眞砂女
立秋や雲の上ゆく雲とほく 眞砂女
7日の夕方 小田急線の海老名あたりの電車の中から 大山方面に向かって
台風の前触れのような雲でした
我が家の裏の人住まぬ庭は水引の花が咲いています
我が家の庭の朝顔の花 数年前に宇宙へ旅してきた朝顔の子孫の種を昨年いただき、
今年咲いてくれました。