聖徳太子と法隆寺展 [心の遠景]
聖徳太子1400年遠忌記念 特別展 「聖徳太子と法隆寺展」へ
上野の 国立博物館に行ってきました。
予約なしで 当日券ではいれました。
平成館へ行くまでに
平成館入口
館内は撮影禁止ですので
この展覧会については ぜひ ↓ の
東京都国立博物館の ページを ごらんください。↓
わたしは70年ほど前に大阪の四天王寺中学へ入学 そのまま高等学校へ進み
書道部に入部し 展覧会に出品した 高校2年生の時の作品です。 ↓
会場に展示されていた 17条健憲法の版木をみて思い出し
67年ぶりに 押し入れから出してきました。
恥ずかしい軸ですが 高校生の時の唯一残っていたもの
この軸が 書における今の私の原点だったような気がしております。
全紙に 聖徳太子17条憲法の 第1条 「和を以って尊し・・・・・」です
↓ は 10年ほど前に写経を書く紺紙に銀泥で書いた 帖の中の一点です
↓ は 漢字 ひらがな フリガナをいれて二層紙に書いた下書きです。
展示の 梓弓に目がとまりました。
会津八一著の 「自註鹿鳴集」の南京新昌の中に
「御遠忌近き頃法隆寺村にいたりて」 の言葉がきのあと
歌 4首が 書かれています。
その中の4首目の歌です(↑の「1089ブログ」に弓の写真や解説が出ております。)
みとらしの あずさ の まゆみ つる はけて ひきて かへらぬ
いにしへ あはれ
↑ 原文はひらがなだけで書かれています
↓ 私なりの漢字に変換して書きました
↓ は 変体仮名を使って書いてみました
国宝の薬師如来坐像の光背背面の銘文 灌頂幡 法華義疏など拝観
素晴らしい心に残る展覧会でした。
↓ は 10月10日まで
本館前の池
2021-09-07 16:40