残暑のお見舞い [こころの近景]
春を探しに [こころの近景]
前記事の 展覧会に出品する作品つくりの合い間に 撮った写真です
春浅きころ
相模嶺に雪が
我が庭の 梅の花 「思いのまま」 同じ樹に 白と ピンクの花が咲いたり
白い花びらにピンク色が交じったりするする
とてもいい匂いの梅の花 実はなりません
ピンクの花は ホトケノザ ブルーのつぼみの花は 朝はまだ開いていないオオイヌノフグリ
なずなの花
菜の花
カラスノエンドウ
20年以上 空き家になったお隣のお庭の 花大根 (ムラサキハナナ)
20匹くらいの猿の軍団が 我が家の屋根を通過 燐家の木から飛び移る猿
親から遅れてしまって 泣く猿の赤ちゃん
近くのおうちの塀の上で話し合っている 鳥たち
林の中で騒ぐ群雀
あけましておめでとうございます [こころの近景]
あけましておめでとうございます
たなびく雲からのぼり始めた初日
伊勢原市にあるゴルフ場の近くから撮りました
2日 日向薬師へ初詣に
薬師堂は7年間かけて再建され 昨年11月20日に落慶法要が行われました
日向薬師のホームページは http://hinatayakushi.com/ です
昨年 東京国立博物館へ 今年の干支の鶏の埴輪を 見に行ってきました
法隆寺へ [こころの近景]
奈良 法隆寺へ行ってきました
日本最初の世界遺産 法隆寺 平山郁夫 書
あめつちにわれひとりゐてたつごときこのさびさをきみはほほゑむ
法隆寺東院にて
秋艸道人
この歌は 南京新唱 には
夢殿の救世観音に とかかれています
皇后宮御歌
中宮寺の都い地のうちにしづもりてさざんかの花清らかにさく
女官長 北白川祥子謹書
香淳皇后の御歌 都い地とは ついじ 築地(塀)のこと ↓
↑ 法隆寺子院普門院内の 松瀬青々の歌碑
月のこる涼しきままに夢殿へ
会津八一の 歌を書いてみました
五重塔をあふぎみて
ちとせ あまり みたび めぐれる ももとせ を
ひとひ の ごとく たてる このたふ
夢殿の救世観音に
あめつち に われ ひとり ゐて たつ ごとき
この さびしさ を きみ は ほほゑむ
法隆寺の金堂にて
おし ひらく おもき とびら の あひだより
はや みえ たまふ みほとけの かほ
仰げば尊し [こころの近景]
最近の卒業式には あまり歌われなくなった 仰げば尊しの 唱歌が
入っている 古い本を見つけました
目次右から4番目に 「あふげ(バ)ば尊とし」 とあります
↓ 歌詞
文字は 明治のころまで使われていた 変体仮名といわれる文字で
かな使いも当然 旧かな使い 漢字の振りがなも 変体仮名です
第五十三 の あ(阿)ふげ(介゛)ば(ハ゛)尊(たふと)し 目次には 「尊とし」
が書かれていますが この題には 振り仮名に 「と」がはいっています
1番 3番の歌は カタカナ 2番は ひらがなの 活字体
↓ 最期のページ
右に 明治17年3月29日印刷発行
同18年5月再版
昭和10年3月5日印刷 と書かれています
仰げば尊し の歌が小学校の唱歌に入ったのは 明治17年から
作者 作曲は不明とされていました
↓ ウィキペディア 参考になるかもしれません
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%B0%E3%81%92%E3%81%B0%E5%B0%8A%E3%81%97)
この本は 和紙に印刷され 和とじ本に製本されています
珍しい 福紙と思われる 紙が折れたまま裁断され綴じられていました
上の 本とともに
大正5年(100年前)に書かれた 「送辞」が 出てきました
書き出し 回首いたしますれば と書かれています
この「回首」 は 良寛の漢詩
草庵雪夜作
回首七十有餘年
人間是非飽看破
往来跡幽深夜雪
一炷線香古匆下
を思い出しました
あけましておめでとうございます [こころの近景]
新らしき年の初めのお喜びを申し上げます
我が家の裏から 申歳の初日の出
同じころ西側の空には 月の入り
暖冬のせいか 昨年12月初めには咲いていたホトケノザにも霜がおりていました
昨年暮れ26日 我が家の住宅地に 現れたサルの軍団
家々の屋根に登っていました
しばらく 楽しんだ後山の方へ
ことのほか穏やかだった元日の夕暮れ
↓ は 昨年5月に 東京国立博物館で展示されていた埴輪の猿
東京国立博物館では撮影禁止以外は写真に撮ってもよいとのことで 撮らせてもらった一枚
重要文化財 埴輪の猿 古墳時代
説明には
猿を表した埴輪としては唯一の存在である Y字形の剥離痕から
元は小猿を背負っていたとみられる 子猿の様子をうかがうために
顔をやや横に向けていると考えられる顔面などには赤色顔料が残り
いききとした表情を捉えた傑作である と書かれていたように思います
こころに 残る埴輪の猿でした
フォト575を写真展に (2015年) [こころの近景]
神奈川写真研究会の 写真展に フォト575を帖にした作品を出さしていただきました
一年ぶりに 一夜漬のようにして作った つたない写真と俳句です
道すがらの記憶 まなざしの記録として
新しき命に託すや春の風
いまひとつ鈍る決心涼新た
しなやかにしたたかに生きん老いの夏
遠慮なくお叩きください神の留守
モナリザの姉なる笑みや芸の秋
春の月覗いてみれば心柱
御仏に願い届ける春の風
積み重ね来し経験や蔵の秋
耳すます戦の気配盆の月
あけましておめでとうございます(未年) [こころの近景]
あけましておめでとうございます
わが里での 初日の出は 雲に遮られ 雲の合い間から拝めたのは 7時20分すぎ
この後晴れていましたが
午後には雪が降り出しました
万葉集中 最後の年月の記されている 家持の歌
「新(あらた)しき年の始の初春の今日降る雪のいや重(し)げ吉事(よごと)」
「新しい年のはじめの はつ春の今日降る雪のように ますます積もりかさなれ よい事が」 の意
↑ は はがきに 書きました
↓ は 以前 展覧会に出品した作品です
元日に 初雪が降った記憶のない私には
今年は この歌のように 吉事が重なるような気のする いい春を迎えることができました
皆様にとって よりよい年でありますように
秋篠寺へ 伎芸天を拝しに [こころの近景]
東京駅を8時半ごろの新幹線 ひかりで 京都へ行き
京都市美術館で開催中だった 水穂書展へ
日比野五鳳先生のお墓に詣でた後 会場へ
素晴らしい美術館での たくさんの大作作品に圧倒されました
2004年ごろ伺ったころには 和歌のほか俳句や 詩など放ちがきの作品が
目に付きましたが 今年は和歌作品 連綿を駆使された美しい雅のかな作品が
多かったように思いました
あと 奈良の秋篠寺へ
近鉄特急に乗って30分ほど西大寺駅下車 タクシーで秋篠寺へ
東門から 本堂へ
↑ 入り口
本堂前の 菩提樹の樹には 実が
南門で待ってもらっていたタクシーで 西大寺駅へ
京都発 3時半ごろのひかり で帰京
たくさんの 眼福 心の福をいただいた一日でした
秋篠寺 ↓ クリックしてみてください
http://nara.jr-central.co.jp/campaign/akishinodera/index.html
会津八一の歌
あきしののみてらをいでてかへりみるいこまがたけにひはおちむとす
↑ は 八一著の自註鹿鳴集に 上の歌のあとにかかれている 自註より
ポピーの花 (雛罌粟 ひな芥子の花) [こころの近景]
ポピーの花を撮りにでかけました
近くのコピー園 雨上がりの 早朝
平塚の馬入公園
公園の 隅にいた 雉
平塚 花菜ガーデンへ
撮ってきた写真を加工して雛罌粟の言葉が入った短歌 俳句を書いてみました
与謝野晶子歌
「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟」
(ああさつきふらんすののはひのいろすきみもこくりこわれもこくりこ)