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奈良、京都の鷗外ー今日オクラガアキマシタ [展覧会]

森鷗外記念館 

「奈良、京都の鷗外ー今日オクラガアキマシタ」 展覧会へ行ってきました 

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 右のポスター 今日オクラガアキマシタ 天気ノヨイ日デ皆ヨロコビマシタ。 十一月二日

地下鉄 千代田線 千駄木から歩いて 3分ほど で着きました

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入り口 入ると ↓

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地下への階段から天井をみあげると

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展示の地下1階 展示作品は 撮影禁止です

 ぜひ ↓ をご覧ください

 http://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/index.php?smode=Monthly&action=View&event_id=0000000452&caldate=2015-12-2

たくさんの書簡拝見 お子様や 奥様 佐佐木幸綱ほか への 書簡など

特に 鷗外が亡くなる3日前に口述し 加古鶴所が筆記した 

遺言状http://moriogai-kinenkan.jp/modules/collections/index.php?cat_id=2

に こころ奪われました

「・・・・・死ハ一切ヲ打チ切ル重大事件ナリ・・・・・

・・・・・・墓ハ森林太郎墓ノ外一字モホル可ラス 書ハ中村不折ニ依託シ・・・・・   」

鷗外の文字は カタカナだけであったり漢字とカタカナ がほとんどでした

最近の書道展では あまり カタカナの作品は見当たりませんが

今 カタカナの文字をつかった俳句や短歌が多くなってきましたので

 かな書道では これからは カタカナ文字作品 カタカナと漢字との

素晴らしい作品となるような勉強が大事になってくるように思いました 

歌集 「奈良五十首」 のなかの 歌も 展示されていました

 喫茶室から お庭拝見

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     沙羅の木

   褐色の根府川石に

   白き(起)花はた(多)と(登)落ちたり

   あ(阿)り(里)と(登)しも青葉がくれ(連)に

   見えざり(里)しさ(左)ら(羅)の(能)木の花

     森林太郎先生詩

        昭和25年六月 

           永井荷風書

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  沙羅の花が咲くころ 又来たいと思いました


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書の流儀 展 [展覧会]

出光美術館 へ 文字の力・書の力 書の流儀 展へ行ってきました

↓ は出光美術館のHP です 

http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

展示概要には 「書」をめぐる多彩な魅力をさぐる。・・・・・

「書」ってこんなに面白い?-と振り向いてもらえる新春にふさわしい展覧会です  

書のみどころでは 「書」の鑑賞 方法のコツを知る展覧会 です  と書かれています

解説を読みながら拝見するとあっという間に時間が過ぎました

日本独自の書表現とされる 和様という仮名文字 和歌の世界

桃山時代以後からの松花堂昭乗 本阿弥光悦 仙崖などの 

書画が 絵と書の「組み合わせ」に粋を尽くされていることに 

心残りました

 皇居の方を眺めながら お茶を頂きました

 仮名の多彩な古筆に浸る幸せを感じて帰りました

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上野 の国立博物館へ [展覧会]

上野の東京国立博物館へ行ってきました

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東京国立博物館に向かって

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本館にはいると

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 正面の2階への階段の上の 一本松の写真とオルガンに 吸い寄せられて

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右下を拡大しますと リードオルガンについて書かれています

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特別展示  「3.11大津波と文化財の再生」 の部屋へ引き込まれました

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1692&lang=ja

石川啄木の石碑は 流失してしまいましたが 金田一京助氏の書かれた拓本が 修理され展示されていました  一握りの砂 のなかの 歌

     「いのちなき砂のかなしさよ

      さらさらと

      握れば指のあひだより落つ」

アメリカから贈られた 今は貴重な「青い目の人形」も 修復され展示されていました

本館の国宝室には

いろいろな色の色紙の大きさをつなぎ合わせた 平安時代に書かれた巻物 

法華経巻第六

http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=3990

このほか古筆など展示されていました

 

東京都美術館では

彩られた紙と現代の書 展  ↓ が開かれていました

http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_collection_sho.html

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日展5科 書を観に行く (2013年) [展覧会]

毎年欠かさず日展を観に行っております 

 今年の日展は 開幕二日前の朝日新聞朝刊一面トップの 告発記事で

大臣賞の授与が撤回され話題となりました

 

国立新美術館へ夕方4時半ごろ 地下鉄乃木坂駅方面から入館

入り口の看板

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12月8日までです

 

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3階の 五科 書 を拝見

例年どうり 力作が展示されていました 1000点近くを見るには疲れました

書の科だけは 他の科に比べ搬入作品数がだんとつに多く 

入選の確率が低くなっています

今年の45回日展の 入選点数 及び審査所感は ↓ をクリックしてみてください

http://www.nitten.or.jp/exhibition/shokan.html

 

書 は

 搬入数 1万点余の中から 974点入選 10パーセントに満たない入選率

今回 不正審査提起となった 篆刻部は 搬入数767点 入選数 55点 

 

朝日新聞 「日展書道、入選を事前配分」 「有力会派で独占」の記事は

衝撃的に受けとる人と 以前から当然のように思われており今さらと思う人も多く

いらっしゃいます

どこの公募展の審査にも全く同じようなもの 長年の慣行で 

出品数の多い会が 有利であることは当たり前のようになっています 

展覧会に出品するための費用 入選したときのお礼などの費用が高い 

審査員の書風に似た作品でないと入選できない

どこかの会に所属していないと入選できない  など など

それが書道界だと 書を好きな方が 書道界の醜さに失望されて 

書から離れていかれた方が 今までにもたくさんいらっしゃると思います 

 

書は本当に 素晴らしい芸術だと思います

心に響く 言葉をどのように表現するか

書の素材である言葉を 探したり 調べたり 

名筆 古筆の本物も 観に行かなければなりません

書以外の 多くの勉強がとても大事と痛感しております

 

 ↓ 高村光太郎 「書について」 が読むことが出来ます

http://www.aozora.gr.jp/cards/001168/card46371.html

 

著作権があり 作品の紹介は出来ません

 ↓  閉館間際の写真です (エスカレーターから撮りました)

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 ↑ 案内の机のスタンド

 

6時閉館 外 地下鉄への エレベーター前から 

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特別展 和様の書 [展覧会]

特別展 和様の書 を見に東京国立博物館へ行ってきました

    「あ、やっぱり

     日本の文字って

     美しい

  ほんものに出会う、新たな発見がある。 

  特別展 和様の書 」   

  の予告のビラにまず惹かれました

 ビラの予告の通り 素晴らしい展覧会でした

 詳細は ぜひ 国立博物館の ホームページでごらんください

   和様の書 詳細のページ ↓

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1602

 

国宝 重要文化財 重要美術品の古筆がとても贅沢に拝見できます

全館回るのには 二時間近くかかります

 展示替えがありますので

「美しい文字と好きな書に会いに。」また 行かなければと思っています

 

古筆の線を見るには 單眼鏡が必要 ぜひ持って行かれるとよいと思います

單眼鏡 3倍のズームでみると 線の強さ 深さ など 

漢字の線にない素晴らしさに感動いたします

 

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 上野駅から 博物館へ行く途中の公園の看板

 

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 国立博物館の入り口の看板

入場券の裏面の下に 書かれていますが

看板の 右上は国宝 古今和歌集序(巻子本)藤原定実筆  大倉集古館 で拝見した部分

右下は 国宝 白氏詩巻 藤原行成筆 本館の国宝室で何度か拝見した 部分

左上は 本阿弥光悦筆 四季草花下絵和歌巻の部分

左下は国宝 古今和歌集(元永本) の部分

 

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 入ってすぐの看板

元永本の部分 

みわたせばやなぎ桜をこきまぜて・・・

 

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 平成館へ行く途中

 白氏詩巻の部分

 

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 平成館の手前

重用文化財 古今和歌集巻19巻断簡  (伝紀貫之)の部分 

 故森田竹華氏寄贈された 高野切 第三種

看板の 歌のところは 

「 ばあないひしらずあふさきるさに

  よのなかのうきたびごとにみをなげれば

  ふかきたにこそあさくなりなめ 

                   在原元方 」

だと思います

 

 

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 平成館の看板

 看板だけを見ながらでも楽しく 会場へ導かれます

日本で生まれた「和様の書」 かなを学ぶ者にとっては 久しぶりに見応えのある

展覧会だと 興奮気味で帰ってきました

 

追記

平成館 1階 企画展示室では 和様の書 近現代篇

が9月8日まで 詳しくは ↓

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1620

日比野五鳳先生の「いろは屏風」は8月4日まで

 

 

 

 

 


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日本の名蹟 和様の書 文字の力・書のチカラⅡ展のお知らせ [展覧会]

五島美術館 特別展「日本の名蹟」和様の書の変遷 が開催中です

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東京国立博物館 平成館特別展示室  特別展 和様の書

7月13日(土)~9月8日(日)まで 国立博物館 HPへ ↓

 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1602

 

出光美術館

文字の力・書のチカラⅡ  ―書と絵画の対話

7月6日(土)~8月18日(日)まで 出光美術館 HPへ ↓

http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

 

五島美術館には 6月30日に拝見に行って来ました 

春敬文庫創立以前から 東京国立博物館の旧講堂で 平安書道研究会の 

月1回の講座に参加していたころ ケース越しではなく 机の上に展示さていた 

貴重な古筆を拝見させていただいた喜びを懐かしく思い出しました

今回100点の名跡や名品を拝見出来 しかも今まで拝見したことのない

八世紀の正倉院文書など また軸裝のすばらしさにも至福の時を過ごさせて

いただきました

 

  お庭も 素敵です

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王羲之展へ [展覧会]

 東京国立博物館へ  特別展 「書聖 王羲之」展へ行ってきました

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詳しくは ↓ をクリックして 東京国立博物館のHPへ

 

 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1569

 

温かい春の陽気となった2月2日(土曜日) 午前中は たくさんの人人でした

 毎日新聞の連日の記事紹介 NHKテレビなどの紹介もあり 

中は熱心な人たちでなかなか進まなく時間がかかりました

ことに 新発見資料として新聞やテレビニュースに報じられた 

「大報帖」 が 日本の古筆手鑑に貼られていたらしい 

小野道風の書とされていた作品が 模本の技法の一つである「双鉤塡墨」で

書かれている 「王羲之尺續(手紙)」であったことが判明などの

話題性もありました

 

日本古来からの肉筆の書 古筆を見ている私にとっては 拓本や 模本の書だけで

王羲之の書かれた本物は一点もないということでしたが 

加賀美アナウンサーの解説を イヤホンで聴きながらや 模本のみごとさ 

などに魅せられました

 

かな書に興味のある私にとって 惹かれたのは 国宝の伝小野道風「秋萩帖」の

書かれた和歌 につづき  書かれた 王羲之の 尺續(手紙)の臨書

のところが展示されていたことです 

 

今まで何度か「秋萩帖」を拝見しましたが  ↓ 歌の部分だけでした 今回は 

秋萩帖の巻物 後部を初めて見ることが出来ました 

 

↓ は秋萩帖 東京国立博物館 本館2012年5月ごろ展示されていた

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↓ は ↑ 展示部分の 終わり 裏面(巻いてあるところ)は  

淮南子(えなんじ)が書写した 淮南鴻烈兵略間詁(えなんこうれつへいりゃくかんこ)

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会場の平成館から 本館に行きますと

  蘭亭序・蘭亭曲水屏風     東東陽(あずまとうよう)作

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 亀田鵬齊 の 蘭亭序屏風 

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市川米庵 折手本蘭亭詩並後序 

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市川米庵  十七帖の臨書

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↓ は 国宝の 元暦校本万葉集です

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中国からの漢字から  和様体の書を作り出し 仮名を生み出した古人(いにしへびと)

も素晴らしい と思いました

ほかに

 ↓ 平安時代の泉福寺経

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最期の文人 会津八一の世界 展へ  [展覧会]

京都 相国寺の 承天閣美術館 へ「最期の文人 会津八一の世界」 

66年ぶりの回顧展へ行ってきました

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見ごたえのある 重厚感のある 展覧会でした

新潟八一記念館蔵 早稲田大学八一記念博物館蔵の作品 他107点

まず 「獨往」 の軸に 感深く 棟方志功の版画に

「はつなつのかぜとなりぬる・・・」の歌書

「やまとにはかのいかるがの・・・」の歌書   

墨戯の折帖  (現代の絵手紙の原点のような)

新薬師寺歌碑 の「ちかづきて・・・・」 の原稿

   新薬師寺の歌碑の写真は ↓ にあります

   http://sanesasi.blog.so-net.ne.jp/2008-12-21

看板 「ひよし館」拓本

李白詩12幅   

書簡

自註鹿鳴集 の草稿

旅行カバンに書かれたもの

陶器に書かれた作品

参考展示として(高島コレクション)収集された中国美術品  

 等々

 とてもよい展覧会でした  

 

詳しくは ↓ をクリックしてください

 http://www.shokoku-ji.jp/j_now.html

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日吉館の写真も出ておりまして 思い出しましたことを

 

 2年ほど前

2010年7月18日の NHK教育テレビ 日曜美術館 ↓ 

http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2010/0718/index.html  で

1300年奈良の仏像の美 阿修羅 広目天・・・出陣学徒が最後に見た仏

歌人会津八一 の放送がありました

早稲田の学生たちが戦地に赴く最後のお寺をこの日吉館を拠点にめぐった

といわれています

戦地に赴く学生たちを思い 興福寺の阿修羅像と重ねて作られた八一の歌

けふもまたいくたりたちてなげきけんあしゅらがまゆのあさきひかげに

 

会津八一が 東大寺 戒壇堂の 国宝 広目天に似ていると 学生たちが

いわれたように 眉をひそめた 知恵のまなざしについても話されていました

以前 東京都博物館で 竹内久一作 模造の「広目天立像」を

撮ってありました  

雰囲気がなんとなく似ていらっしゃるようにみえます

 

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5年ほど前に 

八一の言葉 歌などを小さな帖に書いたものです

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姫画帖(8センチくらいの大きさ)に 

お料紙に八一の歌を書いたのを貼ってみました

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4.5センチくらいの大きさの手作りの 帖に

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国宝 古今和歌集序と日本の書 の展覧会へ [展覧会]

大倉集古館 で 開かれている

国宝 古今和歌集序と日本の書 の展覧会へ行って来ました

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やまとうたの心伝える古筆の名宝 

展示作品など 詳しいことは ↓ をクリックしてください

http://www.shukokan.org/exhibition/index.html

チラシのダウンロードも出来ます

 

国宝は見ごたえがありました 伝源俊頼筆の 流麗な草仮名は読みやすく

繋ぎ合せたさまざまな文様 色彩豊かな お料紙にもみとれました

 このほか 百萬塔陀羅尼 寸松庵色紙 石山切  元暦校本万葉集 など

 

9月30日 まで 休刊日 8月27日 9月3日 10日 24日

 

館内撮影禁止  チラシ 入場券も このブログに載せることは禁止ですが

館外は 撮影ものせてもいいということでした

 

門を入ると

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 館の正面 入り口は右端

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お庭散策

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イチ ニ サン とのぼってみたいような と思うと

良寛の 「一 二 三」 のお軸 の文字 浮かびました

でも良寛の 文字と この石段とのイメージは合いませんね

 

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「右集古館」 はよめるのですが

 

 

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正面の裏側

 

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右端に ちらりと ホテルオークラがみえます

 

 

館に入る頃 雷と雨が降り出しました

作品を拝見中も雷の音が遠雷のように聞こえていました

古き日本の素晴らしい古筆ほか 像など を拝見できたこと 

又建物 お庭 ぬれた石などに感深くして小降りの雨の街を歩きました

 

里山に住む私にとって 東京はまた素晴らしいです

 

 

 

 

 

 


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良寛とゆかりの人々展 中野邸美術館(新潟)へ [展覧会]

5月13日 新潟の中野邸美術館へ 「良寛とゆかりの人々」 展へ行ってきました

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新緑に誘われて 三の蔵へ ↓

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蔵の重厚な黒と白の開かれた扉の間からみえる 大きな お軸に引きつけられて

入りますと

良寛の 「十大願」 でした

 撮影禁止ですので 紹介は出来ませんが 

  「南無大悲観世音」     を一行ごとに書かれていて

   願我速知一切法 

   南無大悲観世音

   願我早得知慧眼

   南無大悲観世音

   願我速度一切衆

   南無大悲観世音

   願我早得善方便 

   ・・・・・・・

   ・・・・・・・

 

  観世音菩薩の 十種の大願が書かれています

「良寛の書」大修館書店 編集者 加藤僖一 という本に

一部 および 同じ十大願でも 書風も違い 

巻物でふりがながついている作品も記載されています

 

このほか 維馨尼宛 「先日は久々にて」 の書簡

  「  先日は久々にて

    御目にかけ大

    慶奉存候 僧も

    此比無事に帰

    庵仕候 今日御話

    申候 万葉借に

    人つかはし候 権平

    老によろしきよふに

    御申可被下候

    猶又寒中

    御保養大一 に被遊可候 十月十日

    維馨尼  良寛  」

 簡潔な文章 萬葉とは万葉集を借りる お願いでしょうか

 

「山田杜皐老 良寛 

今日赤人たまわり うやうやしく納受仕候 火とわれとさむし 

すきま風いづくもおなじおひらくの身は 

十一月二十七日 良寛」 

 

定珍老 宛 

「去冬は とふがらし・・・・・・」

 

など 十数点の書簡 

 二時間ほど 館長様の説明を聞いたり 内容や言葉を読みながら 

出す相手によって 言葉使いや文字の違い 墨色など 

ゆっくりと拝見できました

2階には良寛ゆかりの方々の 書や絵が展示されていました

 5月31日まで です

 

あと本館へ

館長様の許可を得て 写真撮らせていただきました

 

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欄間の富士 むこうの明かりが 隙間にさし白富士にみえます 

 

 

 

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ガラス窓に映る庭のうつくしいこと

 

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三の蔵の 外壁の亀甲模様に緑も映えて

 

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信越線 車中から 国上山方面に向かって 田植えはほとんど終わっていました

 

 


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