吹筆會展(2010年)会員作品 [吹筆会展]
初日 お忙しい中 土橋先生がたくさんの 生徒さんたちと見に来ていただきました
翌日展示予定の 日比野五鳳先生のお作品を見ていただいているところ
土橋先生の お美しいこと おやさしいこと 少し作品についてお話させていただき
とても光栄でした
下は 福地先生のお作品
毎日新聞 書展クリップで紹介された 作品
是ハ是 非ハ非 ニシテ置キ 生ハ生 死ハ死 花ハ花 水ハ水
草ハ草 土ハ土 一休禅師ノ言葉
保田與重郎歌 一茶句
山くだるきりとあゆめばおほめくや 南無陀仏南無阿彌陀仏曼珠沙華
島のをとめのうつつにもとな
会員の作品 (会員のほんの一部 何とか撮れた写真を)
大樹
八十八才 女性会員 良寛の草堂詩集 より
吹筆会(すいひつかい)の名前が この詩からいただきました
(最後から2行目 筆を吹いて)
↓ は私の作品
さねさし 相武(さがむ)の小野(おぬ)
古事記の中の オトタチバナヒメの歌
「さねさし相武の小野に燃ゆる火の火中に立ちて問ひし君はも」
この相武の小野が私の住んでいる すぐそばの小野という説があります
この小野のあたりから見える大山 (東丹沢連山)が わがこころの故郷となりました
写真を撮り和紙に墨絵のように加工し短歌を作り三つのハーモニーを楽しみました
相模嶺は 吾が故郷となりにけりかなしきことの数多あれども
小田急の駅におり立ち眺むれば ほっと安らぐ相模嶺の辺に
平安の古筆の雅すさびつつ真ほろの山を仰ぎみるかな
他 10点ほど 並べました
吹筆會展(2010年)先人の書 [吹筆会展]
銀座で書の吹筆會展が開かれました
酷暑の中 たくさんの方に来ていただき無事終えることができました
ありがとうございました
日替わりの 先人の書
21日は 會津八一の お軸
22日 日比野五鳳
めづらしき鳥のきてなく木の芽かな 虚子句
23日 熊谷守一
24日 細川三斎(忠興 細川ガラシャの夫 の消息)
上の写真をクリックすると大きくなります
25日は 上田桑鳩
知足安分 桑鳩
会場風景
会員たちの作品は 次の記事に載せたいと思います
吹筆會展の報告 [吹筆会展]
8月下旬 銀座で開かれました 吹筆会展のご報告です
会場風景
初日から大勢の方が見に来ていただきました
お忙しい中 土橋靖子先生が 生徒さんたちと来ていただき感激いたしました
先人の書として
日替わりで 一点づつ展示
1日目 書家 日比野五鳳先生
2日目 歌人 会津八一 掛け軸
3日目 画家 熊谷守一
4日目 日本画家 安田靫彦
5日目 小杉放庵
展示作品の 一部
私の作品
今回は フォト575
写真そのものに書き 約35点帖に貼りました
吹筆会展 つづき sanesasi作品 [吹筆会展]
吹筆会展に出品した私の作品 の一部
これまで撮りためていた写真を画像処理して B4サイズくらいの和紙に
プリントして短歌を書き 帖にしたものです
あらたまの年のはじめに山寺のみ仏の笑み給はりにけり
今年の1月2日に近くの日向薬師に初祈願に行きました
写真の塔は日向薬師のすぐ近くのお寺の3重の塔です
山寺の三椏の花ふふみたり茅葺屋根の草枯れしまま 日向薬師に詣でて
相模嶺のふもとの桜さきにけりしばし心は花風のいろ
大山近く 森の里の若宮公園で
裏山の樹々の繁りに鶯のさやけき声の朝な夕なに
我が家のすぐ裏に 緑地公園
田にこめる感謝のこころ火に映し暮れそめしなか秋仕舞ふ人
晩秋の頃 我が家の近く 車で通りすがりに
公害と非難されども懐かしきセピアの記憶秋ふかみ行く
わが道をゆく振りかへることはせず生き甲斐もとめただひたすらに
すぐ近く大山に沈む夕陽を撮りに行った帰り 橋からくだる 我が影を
写真 パソコン 短歌 書のハーモニーを楽しみました
どれ一つをとっても未熟ですが 一つ一つも楽しく
また四つのハーモニーを考えることは もっと楽しいことでした
銀座の書道展 吹筆会展 [吹筆会展]
夏の終わり 銀座の画廊で 吹筆(すいひつ)会展が 開かれました
吹筆会の文字は 良寛の字から
展示会場
福地桂玉先生 作品
目つぶれば ただに懐かし後手に母きしきしと帯締むる音 故柴田澄江歌
心術大事ニテ候
何か一つ大いなる悪事しておいて、知らぬ顔してゐたき気持かな。 啄木歌
文箱には 書状が 数通 自由に開いて読むことが出来ました
上は 光悦の書状 の臨書
世ニ俗物多 又大々天狗栖居候 下ニ驕り 上ニ諂フ人 分ヲ弁ヌ人
物欲・出世欲・・・・
このほかにも 出されなかった手紙など
手紙の部分
下の作品は 現代86才の女性の方が
明治生まれの祖父が ベルリンから奥様へ お子さん(86歳の女性の母)の
誕生の喜びをつづられた手紙
右を拡大すると
嗚呼懐かしき我稚児よ 嗚呼愛らしき我稚児よ
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
現代86歳の方が祖父の書かれた言葉を 書に
明治時代の記念写真とともに
今のお気持も書かれ 帖にされ娘様へ残されるようにされました
会員の作品
うき事を海月(くらげ)に語る海鼠(なまこ)かな
月よみの光をまちて帰りませ 山路は栗のいがの多きに 良寛歌
寿という字ですが 「命ながし」とも 読みます
友人18人の命ながきことを願って 18の 寿が書いてあります
会員それぞれの思いを作品に籠めました
日比野五鳳先生のお孫さんで 日展や 二十人展でご活躍の土橋靖子先生が
大勢の生徒さんと来てくださり とても熱心に見ていただき 感激いたしました
前記事の 先人の書は この展覧会に展示されていました
ほかの会員 私の作品は 次の記事にと思っています
銀座はもう秋の装い
銀座の書道展 先人の書 [吹筆会展]
酷暑のあと 急に涼しくなり 雨の日がが続いたころ 銀座で書道展が開かれていました 会員作品のほかに特別に 先人の書として
会津八一 熊谷守一 本阿弥光悦 魯山人 日比野五鳳 の作品が日替わりに展示されていました
初日は 会津八一 の作品
かきのみを になひてくだる むらびとに いくたびあひし たきさかのみち
二日目は 熊谷守一の作品
流水心不競
3日目は 本阿弥光悦の作品
4日目は 魯山人の作品
最終日 日比野五鳳の作品
あふみの海 夕浪ちどり ながなけば こころもしのに 古おもほゆ
柿本人麻呂歌 万葉集
ゆったりと鑑賞でき 現代の書家の字とは まったく違った味わい深い書にふれ
至福のときを味わいました
会場はこの近くの画廊で