久しぶりに上野の東京都美術館へ日書展を見にでかけまた。


 






さねさし作品




  





     



万葉集 の 天を詠める歌 

「天の海に雲の波立ち月の船星の林に榜ぎ隠る見ゆ」

柿本人麻呂歌集より


昨年2020年9月15日 朝5時過ぎのころ

玄関をでると 







船が浮かんでいるような三日月を生まれて初めて見ました。 

万葉集の歌に詠まれている 月の船 にそっくり、

1200年前の 万葉人になったような気分になり、

人麻呂が見たのと同じような月の船を見た興奮がしばらくつづきました。 

ぜひこの月の写真を料紙にかさねてこの歌を作品にしようと決めました。






帰りに 同じ美術館で開かれていた展覧会を拝見して 帰りました。



上野駅までの道すがら 西洋美術館の庭園に立つ ロダンの 「カレーの市民」の

彫刻を見上げ、コロナ禍の今の世と

死に直面した男たちの恐れや苦悩をあざやかに表現されていると、いわれる像に

心を残しつつ岐路につきました。