新緑の美しい季節となりました
あらたふと青葉若葉の日の光 芭蕉句
おくの細道 より
卯月朔日(うづきついたち)御山に詣拝す 往昔此御山を二荒山と書きしを
空海大師開基の時「日光}と改給ふ 千歳未来をさとり給ふにや 今此御光一天に
かがやきて恩沢八荒にあふれ 四民安堵の栖(すみか)穏やかなり 猶
憚(はばかり)多くて筆をさし置きぬ
あらた(多)ふ(布)と(登)
あを(越)ば(葉)
わ(王)か(可)は(八)の(能)
日のひ(悲)か(可)り(梨)
ああ尊いことよ 日光の山はいま初夏の陽光が燦々と降りそそぎ
青葉若葉が鮮やかに照り映えて 荘厳である
東照宮の威徳をたたえる気持ちを重ねた
名所旧跡に対する挨拶として詠まれた句
動くものみな緑なり風わたる 五百木瓢亭句
若葉さすころはいづこの山みても何の木みても麗はしきかな 橘曙覧歌
近くを散策
写真を撮ってから 日一日と緑は 濃くなって
もう樹々は初夏の風に揺れております