第72回 毎日書道展・東京展が 国立新美術館で 開催中




詳しくは  ↓

毎日書道会 | 毎日書道展 (mainichishodo.org)


↓ 会場風景 作品など バーチャル展示で見られます。

(数回くらいバーチャル画面をクリックしていくと、矢部氏の作品が大きく見られます。)

第72回毎日書道展(毎日書道会・毎日新聞社) (matterport.com)


1室 会員賞 (毎日展会員を対象とする賞)の部屋





部屋の中央に展示されている 矢部恵子氏の作品

毎年春に鳩居堂で開催される吹筆会展で

お世話になっている矢部先生の受賞、作品の素晴らしさに うれしくおもいました。

毎日新聞の受賞作品の紹介に

「字画と墨において「省略」という制作の命題を踏まえ、上代様の上品性を存分に発揮した

大字的中字的作の白眉(はくび)。と評されています。


 7月14日 毎日新聞 夕刊に 書文化研究者の 名児耶明氏の 

第72回毎日書道展 寄稿に心惹かれました。寄稿文の一部紹介させていただきます。

「・・・・人間が作り出す芸術作品とされるものには、絵画や工芸品、書など

さまざまなものがあり、よく見ると誇張や不自然なものもあるが一つの作品として

見たときにはそうした違和感もなく、それが自然のことで優れたものと感じさせるのである。

書の場合かすれやにじみといった表現手段も誇張しすぎるとインパクトはあっても不自然に

感じられることがある。

そこを乗り越えることで、われわれが自然の美しさに感じるような必然的な美を、

書でも再現することができ、魅力的な作品になると思う・・・・・・」


会場風景 ↓



















特別展示として (7月8日から8月1日まで)

「東京2020大会応援企画-現代日本の書―選抜展示」

中堅・若手作家らの大作の特別展示されてます。







さねさし作品

今年 6月から 東京都国立博物館 平成館で開催された

「国宝 鳥獣戯画のすべて」

東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」 (tnm.jp) 

は終了しました。

高山寺の 明恵上人については 「美しい日本の私ーその序説」 に

書かれている あかあかの歌を ぜひ作品にしたいと思っていました。






明恵上人の和歌   あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月   

          雲をいでてわれにともなふ冬の月かぜや身にしむ雪やつめたき 


美しい日本の私には あかあかやあかあかあかやあかあかやあかやあかあかあかあかや月


 あかあかやの 和歌 上人歌集の歌と 川端康成の 美しい日本の私 ーその序説ー 

 で紹介されている和歌と 一字 「や」の字の位置が 違っています。

作品を書くにあたって 明恵上人の 歌を書くべきか 川端康成の 歌を書くべきか

何故違っているのか 気になりつつ しかも 「あか」の文字が 全部で12 あり 

この あか をどのように表現するかに 迷い迷いの作品作りでした。








国立新美術館 風景