虫時雨の夜に

 

 

          蟲

       八木重吉詩  (原文)

       蟲が鳴いてる

       いまないておかなければ

       もう駄目だと

       いふふうに

       鳴いてる

       しぜんと涙が

       さそはれる

 

        現代仮名つかいで

 

   庭の方にぶら下がっている カラスウリ もう実になっています

   この下で 虫の音が 

 

 

       水引の花の近くでも 

 

   

 

 

 

        これは ソフトで いたずらしました