市の生涯学習講座 「かな書を楽しむ」  今回は 俳句を書く稽古でした

1回目は 半紙に好きな俳句 自分の俳句を 書く稽古をし

2回目は 色紙に書く稽古をしました

 

 ↑ は  市販の練習用色紙や 手製の色紙に

芭蕉 蕪村 一茶 子規 などの有名な俳句を書いた 見本作品 

受講者の方は 初心者から経験者まで 俳句を趣味とされる方 多く

上手に書くというより その方の個性を大事に ゆっくりと丁寧に

また読み易く 原文どうりを目標に 約2時間かけて 仕上げました

↓ は 見本作品を 拡大

   菜の花や月は東に日は西に  蕪村

 

 蠶(蚕そら)豆の花に追はれて更衣(ころもがへ) 一茶

  古池や蛙飛こむ水の音  芭蕉

 古池に水草の花さかりなり  子規

   閑さや岩にしみいる蝉の聲(声)  芭蕉

  大原や蝶の出て舞ふ朧月  内藤丈草

  蓮の花少し曲るも浮世哉   一茶

 あの月(月の文字は 写真の月を文字にみたてて)を取ってくれろと泣く子哉  一茶

(和歌の一文字か二文字を絵など表現しわざわざ文字を省略した古筆を参考に)

 

 

 銀座では 第32回 日本詩文書作家協会書展が 開催されていました

 

今回は 俳句と書の世界 として たくさんの書家の俳句作品 

俳人の書は 現代俳人の作家が 色紙に書かれた俳句が展示されていました

同じような書風の作品の多い書家作品とは違って 

俳人の書は それぞれお人柄を想像する楽しみのある作品多く 

ご自分の俳句作品を大事にされて書かれている作品 

あっさりとさらりと書かれている作品 など

俳句の鑑賞とともに書に興味深く拝見させていただきました