前の記事に続いて
万葉歌が書かれた木簡が見つかった 裏には
古今和歌集仮名序の歌
奈迩波ツ尓佐久夜己能波奈布由己母理伊麻波波流倍等佐久夜己乃波奈
なにはつにさくやこのはなふゆこもりいまははるべとさくやこのはな
読めたのは この色の字だけです
が 書かれていました
難波津に咲くやこの花冬こもり今は春べと咲くやこの花
難波津に咲く木の花よ 今は咲くべき春だと 咲いている木の花よ
このはな は 梅の花 冬ごもりは 春にかかる言葉 枕詞
王仁の作と伝えられ 手習いの最初のお手本にしたと 古今集仮名序に書かれています
源氏物語(若紫)でも 幼いときの若紫の上に 難波津の歌もちゃんと書けない(ほど幼い)と
表現されています
この歌を書にしてみました
万葉仮名で書きました
変体かなや漢字を使って書きました
和紙に書きました
この歌の「このはな」をいただき
私の社中展のときに 「このはな書展」と名前をつけて二年に一度発表しております
昨年10月に 第8回の時の作品は ↓でみられますので ご興味のおありの方は
どうぞ見てくださいませ
http://www.asahi-net.or.jp/~ta9k-tys/konohanafukei.html