国宝 大阪四天王寺蔵の 扇面古写経の絵だけを
箔匠 彫匠 摺匠による模写された和紙に
般若心経を書きました
この絵の解説には
そこここに まこもの生える水辺に張り出した広やかな簀子縁に
二人の女が向かい合って鼓を打ち 流れを距てた庭上には狩衣を
着た男が控え 手にする夏扇で拍子をとっている
風情ある山荘に呼ばれた遊女たちが 屋内の貴族を楽しませる
ために簀子縁で演奏し 歌など謡う有様と思われる・・・・・
平安時代にすでに いろいろな和紙をやぶって
継いで 一枚のお料紙にするという 破り継ぎを
参考にして加工し 心経を書きました
2005-09-04 14:25
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コメント(12)
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般若心経の写経は、普通は白紙への写経と思います。風情ある絵に
書かれた般若心経、すごく雰囲気もあって、素敵です。
扇形の場合、字の大きさを段々と小さく書かなければならなくて、難しそう
ですね。般若心経はお盆などには、仏前で唱えていますので、扇に書かれた
般若心経があれば、良いですね。
by INOUE (2005-09-04 20:25)
バックの絵の色によって文字の色も変えていらっしゃるのですか。2枚目本当に綺麗です。この間、手紙は下に行くほど小さい字で書いたほうがかっこよく見えると聞きました。
by penpen (2005-09-04 21:13)
書かれる台紙まで自分で加工するんですか!本格的ですね。
by Baldhead1010 (2005-09-05 09:02)
すごい!ただその一言。
字の大きさが上から下へ遠近的になってるんですね。
by (2005-09-05 10:10)
by INOUE さま ありがとうございます いろいろな写経を書きましたが 扇子そのものにはまだ書いたことがありませんので 今度書いてみたいと思います
by さねさし (2005-09-05 19:58)
penpen さま 黒い色の上に墨の色ではわかりませんので 銀で書きました かな作品は特に上部を大きく見えるように 扇面を意識して 扇のカナメのようなものを 下のほうにある気持ちで書きます 作品が気分大きく見えるように書くためにも 下のほうを 小さめに書きます
by さねさし (2005-09-05 20:08)
Baldhead1010 さま 紙の大きさによって 線の幅や高さの割合を計算して線を引くのも できるだけ薄く筆で引きます 書くまでに失敗してしまうことがあります
by さねさし (2005-09-05 20:13)
tanaka-ma3 さま 絵の場合と逆でしょうか 書作品は扇面でなくても 空にむかって 広がって見えるほうがいいと いう見方もあります
by さねさし (2005-09-05 20:19)
扇面経、とても素敵です!
額に入れて、家の座敷に飾っておきたい逸品です。
本当に素晴らしいと思いました。
by (2005-09-06 00:17)
lapis さま 過分なお言葉ありがとうございます これから 書の方に エネルギーを注ぎたいと思いますので ブログの方は お休みがちになるかと思いますが 拝見には伺います
by さねさし (2005-09-06 09:32)
すごく本格的な、料紙を使われているのですね。
sanesasi さんほどの書でなければ、料紙に負けてしまいますね。
lapisさん同様、僕も飾って見たいと思いました。
by albireo (2005-09-07 23:43)
albireo さま 本物の書の美をもとめて しばらく さまよってきます
by さねさし (2005-09-08 06:32)