かるた風 いろは詞華(一) [いろは詞華]
今年の吹筆會展 に出品した 帖 「いろは詞華」 から
私の好きな言葉を集めて いろはかるた を 作ってみようと 今年の始め思い立ち
言葉探しからはじめ 私の撮った写真を加工した和紙や いろいろな紙に書き
帖に仕上げることにしました
作品が仕上がるまで半年近くかかりました
↑ 吹筆會展に出品した 帖 広げたところ
い~と まで を
い
最古のいろはの書かれた土器が見つかったという 新聞記事から
私の撮った切り株の写真に 倣書風に書いてみました
http://mainichi.jp/feature/news/20130628k0000m040052000c.html
ろ
芭蕉の句を 便せんに
は
「は」 からはじまるいい言葉はたくさんありますが
枕草子の「春はあけぼの・・・」を
春は曙 やうやう白くなりゆく山際(やまぎわ)すこしあかりて紫だちたる雲の細くたなびきたる
練習用料紙に 絵を書き
に
人間はかんがえる葦である パスカル
昔 陶芸教室で手ひねりで作った小さな像を写真にして
ほ
朋友の訃をきいてをり虫しぐれ さねさし
へ
平和 平穏無事 いろいろありますが 私の人生 平々凡々
箱根の彫刻の森で 鉄板のような敷物を撮ってその部分を 画仙の葉書に
と
時の歩みの三様の相 シラーの言葉
未来はためらいながら近づき来たり
現代は矢の如く飛びさり
過去は永遠に静止している
写真和紙加工