SSブログ

いろは詞華(五) [いろは詞華]

いろは詞華  う~ま 

   う

いろは う-800.jpg

うり食めば子等思ほゆ栗食めばましてしぬばゆ

いづくより来りしものぞ眼交にもとなかかりて安眠しなさね

山上憶良 万葉集

                                      お料紙に

 

   ゐ

いろは ゐ-500.jpg

 

  井の中の蛙大海を知らず

           

   東北の海の写真に 小さな雨蛙をぼやかして 落款風に飛ばしました

 

 

   の

いろは の-1-800.jpg

野ざらしを心に風のしむ身哉 

「千里に旅立て、路粮(みちかて)をつゝまず、三更月下無何(むか)に入る」と云けむ、

むかしの人の杖にすがりて、貞享甲子秋八月、江上(かうしやう)の破屋(はをく)をいづる程、

風の声、そヾろ寒気(さむげ)也。  芭蕉

 

   

いろは お-500.jpg

おほてらのまろきはしらのつきかげをつちにふみつつものをこそおもへ  会津八一

   

  日向薬師 建て替える前の 本堂の柱の写真に

 

   く

いろは く-800.jpg

国破れて山河あり城春にして草青みたり笠うち敷きて時の移るまで

涙を落としはべりぬ

  

夏草や兵どもが夢の跡   芭蕉

 

     近くの 公園の写真をモノクロに加工して

  

  や

 

DSC_1687-500.jpg

   山あれば山を観る

   雨の日は雨を聴く 

   春夏秋冬 

   あしたもよろし

   ゆふべもよろし 山頭火

 

   相模嶺の写真を加工した和紙に

 

 

 

  ま

 

DSC_1688-500.jpg

 又お世話になりまするとや鳴燕     一茶

 

             小さな 市販の便箋に

 

 

 

 

 


トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

トラックバック 0