立秋の日によせて [こころの近景]
残暑お見舞い申し上げます
7日 立秋の日によせて 古今集の歌や 俳句のお稽古をしてみました
秋きぬと目にはさやかにみえねども風の音にぞおどろかれぬる
(古今和歌集 巻第4 秋歌 上 秋立つ日よめる 藤原敏行朝臣)
河風の涼しくもあるかうち寄する波とともにや秋はたつらむ 紀貫之
み山路やいつより秋の色ならむ見ざりし雲のゆふぐれの空 慈円 (新古今集)
山はまたつくつくほうし鳴く声のまねくすずしき秋立ちにけり (北原白秋)
さまざまの雲ゆきあひて秋に入る 桂信子
微々の秋渺々の秋立ちにけり 相生垣瓜人
今朝秋の草の匂ひの観世音 鷲谷七菜子
秋風や過去ふりかへる旅に出て 眞砂女
足弱ることも秋意の 一つかな 眞砂女
立秋や雲の上ゆく雲とほく 眞砂女
7日の夕方 小田急線の海老名あたりの電車の中から 大山方面に向かって
台風の前触れのような雲でした
我が家の裏の人住まぬ庭は水引の花が咲いています
我が家の庭の朝顔の花 数年前に宇宙へ旅してきた朝顔の子孫の種を昨年いただき、
今年咲いてくれました。
2021-08-08 22:13